AMMP - Academy Museum of Motion Pictures

世界の映画の中心地、ロサンゼルスにあるアカデミー映画博物館は、映画芸術科学を専門とする初めての機関です。世界的に有名な建築家レンツォ・ピアノが設計した博物館は、歴史的な建物、メイ・カンパニーと、新たにガラスとコンクリートで作られたスフェアビルディングで構成されています。

30,000平方メートルの館内には常設展および企画展、教育エリア、イベント会場が設けられています。当然のことながら最先端の驚異的なデイヴィッド・ゲフェン・シアターと、ロサンゼルスの街とハリウッドヒルズを見晴らし、象徴的なハリウッドサインに面した屋外遊歩道、ドルビー・ファミリー・テラスも忘れてはなりません。

Poltrona Frau Custom Interiors部門は、RPBWの座席デザイナー達と協力してゲフェン・シアターの1000席の座席プロジェクトを開発しました。2年間に渡る挑戦的なチームワークによって、この機会のために特別にデザインされた特注座席が実現しました。座席はこのロケーションのニーズと要件に合わせて完全にテーラーメイドされています。

ゲフェン・シアターの舞台は60人編成のオーケストラを収納できます。更に、前列の座席を取り外して、キャットウォークや他のタイプのイベントのためのスペースを作ることも可能です。また、赤いベルベットの布張りは、RPBWのデザイナーのリクエストに応じて特別に制作されました。

他の多くのプロジェクト同様、このケースではPoltrona Frau Custom Interiors部門は、長年の経験と独創的な才能を生かしてデザイナー達の仕事をサポートし、クリエイティブ段階から製造段階まで、最初のプランニング過程からアイデアの開発を経て最終的な実装まで、彼らのアイデアを完全に尊重し、解釈しながら全ての工程を実行しました。

Los Angeles, United States

デザイン:
Renzo Piano - Renzo Piano Building Workshop

ジェノヴァ出身のレンツォ・ピアノはミラノ工科大学を卒業し、その後、講師として母校に戻ってくることになります。1964年に学位を修得した後、実験的な構造、可動式シェルター、仮設建物などの制作を開始します。1971年にリチャード・ロジャースと共に建築設計事務所ピアノ&ロジャーズを設立し、設計コンペでポンピドゥー・センターの設計を勝ち取ります。70年代初旬から90年代末にかけては、構造家のピーター・ライスとタッグを組み、アトリエ「ピアノ&ライス」を共同設立します。1981年にレンツォ・ピアノ・ビルディング・ワークショップを設立し、現在ではジェノヴァ、パリ、ニューヨークにオフィスを構えています。レンツォ・ピアノはプリツカー賞、AIAゴールドメダル、京都賞、ソンニング賞、RIBAゴールドメダル、UIAゴールドメダル、エラスムス賞などの数々の賞を受賞しています。彼が手掛けた主なプロジェクトにはバイエラー財団美術館、ハイ美術館、ジャン・マリー=チバウ文化センター、関西国際空港、ピオ神父巡礼教会、ポツダム広場が挙げられます。

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