Archibald Gran Comfort | アームチェア

Jean-Marie Massaud

アームチェア「Archibald Gran Comfort」のベースは、ルテニウム仕上げの外部フレームに連結されたスチール脚4本によって支えられています。座面の構造はブナ材で形成されています。一方で、背面構造はスチール製で、外側の補強材には伸縮性バンドが使用されており、成型された上部には変形ラバーが使用されています。構造は両方ともブラックカラーのアンチスクラッチ塗料で仕上げられています。座面のスプリングには伸縮性バンドが使用されています。座面と背面のパッド材には、発泡ポリウレタン製の成型クッション2個が使用され、金属製の構造体にベルクロ片で固定されています。これもベルクロ片で固定されたダウンフェザーのキルティングがクッション上に配置されています。

 

 「Archibald Gran Comfort 」の外側カバーは、Pelle Frau® Safari を使用したバージョンと、Poltrona Frauのファブリック中から選んで頂くバージョンとがあり、どちらのバージョンも取り外し可能です。レザーを使用したバージョンでは、外側の縁取りはクリーンカット処理され、マッチングするカラーの手染めレザーで外側が縁取られており、トーンオントーンまたはコントラストの効いたステッチで仕上げられています。ファブリックを使用したバージョンでは、ステッチはトーンオントーンのみとなります。

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画像はイメージです。天然素材の特性上、実際の仕上がりや模様は異なる場合があります

張り地 Info

ステッチ

コンセプトとデザイン

2009 年度ウォールペーパー・デザイン・アワードの「国内ベスト・デザイン賞」に輝いたアイコニックないす「Archibald」をもとに、ジャン・マリー・マッソーが、オリジナル・モデルのスタイルをよりすっきりとインフォーマルな雰囲気で再解を施しPoltrona Frauのカタログ中でももっとも愛される、特長豊かなモデルがまたひとつ生まれました。.

アームチェアArchibald Gran Comfortをデザインするにあたり、ジャン・マリー・マッソーが構想したのは、スチール製脚とフレーム付きの細い金属構造の上を、柔らかな袋が波打つような豊かな動きを見せて流れ落ちるというイメージでした。こうしてヴォリュームと素材の包み込むような洗練されたコントラストが生れ、このモデルはたちまち現代的なエレガンスを代表する人気モデルになりました。 Archibald Gran Comfortは、技術的な特質においても際立っています。  事実、このアームチェアの発想の起点にあったのは、金属製のボディー、重なるように繋がったダウンフェザーの柔らかなキルティングや外部コーティングなど、主要コンポーネントの全てを簡単に分解できるようにする、という考え方でした。そこで、レザーとファブリックは、外部フレームとの接合部に隠されている取り外し可能なベルクロ片を使って構造体に固定するという方式が採られています。このため、このプロダクトは、最終的に分解できるという、より実用的でサステイナブルなものとなっています。 柔らかなプーフ「Archibald Gran Comfort」はアームチェアを完成する自然な付属品です。

デザイン:
Jean-Marie Massaud

1966年にトゥールーズ(フランス)で生まれたジャン・マリー・マッソーは、1990年にパリのENSCI(国立高等工業デザイン学院)を卒業しました。アジアとフランスでキャリアをスタートし、1994年に自らのオフィスをパリに開設しました。以来、工業デザインと家具のデザインに力を注ぎ、Authentic、Baccarat、Magis等の有名企業と仕事をしてきました。マッソーは、マーク・ベルチェとのコラボレーションや都市計画分野での活動によって、デザインと建築の融合に関心を持つようになりました。そのデザイン活動は、工業製品から家具まで幅広い分野に及びます。本質的なものを追求するアプローチをとりながら、その関心の中心にあるのはあくまで「個人」であり、感覚、魅惑、生きた感情を探究する作風によって、Cassina、Poltrone Frau、Cappellini、Cacharel、Lancôme、Tronconi、Yamaha Offshoreなど、さまざまな企業と提携しています。

マッソーは数々の受賞歴を誇り、そのデザイン作品は、アムステルダム、シカゴ、ロンドン、パリ、チューリッヒなど世界の名だたる美術館・博物館のデザイン・コレクションに収蔵されています(パリ国立近代美術館、チューリッヒ・デザイン美術館、シカゴ・アセニアム、アムステルダム市立美術館、パリ装飾美術館)。

カバー材と仕上げ

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