Dezza 12 | アームチェア

Gio Ponti

ジオ・ポンティにデザインされた歴史的アームチェアDezzaの構造は乾燥させたブナ材製です。アームチェア12は肘掛け部分が細いために、2つ以上並べることが可能です。アームチェアDezzaの張地には、Pelle Frau®、レザー/ポニースキンの組み合わせ、またはカタログ記載のファブリックがご用意できます。中でもRedevanceとプリントされたウール・サテン・ファブリックには、ポンティ自身がデザインした模様が使用されています。脚部はトネリコ材製で、穴を開けてブラックカラーまたはホワイトカラー塗装仕上げが施されています。座面のスプリングには伸縮性のあるベルトが使用され、パッド材は発泡ポリウレタン製です。

Dezza 12 | アームチェア

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画像はイメージです。天然素材の特性上、実際の仕上がりや模様は異なる場合があります

脚 / キャスター

張り地 1 - 外側 Info

張り地 2 - 内側 Info

コンセプトとデザイン

ジオ・ポンティによって1965年にデザインされたアームチェアDezzaでは、三角形の断面で先が細くなった特徴的な脚部などのフォーム面や、組み立てピース数の限定によるモジュール「システム」の革新など方法論の面で、この優れたマエストロの最も重要な原則が実現されています。心地よく快適、かつ軽やかで応用がきくDezzaソファとアームチェアが、ここに心をこめて復活し、そのフォムの美しさとユニークなスタイルがいっそう際立っています。

デザイン:
Gio Ponti

建築家、デザイナー、アーティストのジオ・ポンティ(ミラノ出身、1891~1979年)は、1921年にミラノで学業を終え、まず1927~1933年にはエミーリオ・ランチャとミーノ・フィオッキと手を結びました。1927年にランチャ、ブッツィ、マレッリ、ヴェニーニ、キエーザと、家具や高級なオブジェを提案するための会社Labirintoを創設。1923 ~1930年の間、リチャード・ジノリのアート・ディレクターを務めました。1928年に雑誌『ドムス』創刊(一時的な中断はありましたが、死ぬまで同誌の経営に携わっています)とともに、ポンティは業界のイタリア製品の革新を目指して積極的に寄稿し、新しい気運を高めます。モンツァのビエンネーリをはじめ、ミラノ・トリエンナーレ、金のコンパス賞、ADI(工業デザイン協会)に中心的存在として参加し、支えました。また、建築家としてのポンティは、近代都市としてのミラノを象徴する高層ビル「ピレッリ」を、1956年にフォルナローリ、ロッセッリ、ネルヴィと共に設計しました。1951年に、第二のモンテカティーニ宮殿の仕事を行いました(ポンティが公共の宮殿作業を最初に行ったのは1938~39年のことです)。1957年にはCassinaのために名高い「Superleggera」をデザインしました。この作品は長く実り多い共同作業の頂点ともいえるものです。建築・デザインの仕事以外に、ポンティは教育の分野でも活躍し、1936~1961年の間、ミラノの建築学部で教壇に立っています。

カバー材と仕上げ