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ミニアームチェア「Du 30」はスチールメッシュ製のモノボディーで構成されており、成型発泡ポリエステルのパッドが入っています。曲げて溶接された鉄パイプ製の脚は、テクスチャー/シワ加工ブラック塗装仕上げ(NERO RAL 9005)です。下側に「背骨」が付いたボディーは、2本で1組みになった脚に直接ネジで固定されています。パッドは金型成型発泡ポリウレタンです。カバー材にはPelle Frau®が使用されており、背面下部から中央を縦断するステッチが特徴です。ステッチの出発点に形成された柔らかなプリーツは外側に向かって座面全体に広がっています。前面には手縫いによるステッチがあしらわれています。
1953年末にデザインされたミニアームチェア「DU 30」は間違いなくガストーニ・リナルドの最も有名な作品です。実際、このチェアは1954年に第1回「Compasso d’Oro」賞(当時はCompasso d’Oro-Rinascente賞)を受賞しました。しかも、この時の審査員にはジオ・ポンティ、マルコ・ザネーゾ、アルベルト・ロセッリが含まれていました。ミニアームチェア「DU 30」はすぐに特許を取得し、1954年6月に初刊が発行された雑誌「Stile Industria」の表紙を飾りました。座面と背面が一体化した構造が、ルーチョ・フォンターナを彷彿させる中央のカットとステッチを印象的に見せています。
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