17世紀に遡るゾロトゥルン市立劇場は、現在も活動しているスイス最古のバロック劇場です。最初はイエズス会学校の演劇公演のために使用され、19世紀中旬から今日までコメディの制作から古典悲劇、オペラやバレエまで定期的に芸術公演が行われてきました。2013年から2014年にかけて、特に安全上の理由により、チューリッヒのPhalt Architekten AGスタジオのプロジェクトで完全に改装されました。この機会に乗じて、隣接する建物「Haus Krieg」を併合し、劇場の面積が拡大されました。これにより、より広々としたエントランスと観客のためのラウンジエリアの実現が可能になりました。最終的に歴史と現代の技術が共存し、調和して補完し合う場所が完成しました。Poltrona Frauは心材製で、ベルベットのカバー材で覆われた側面と座面を持つ特注の座席280席を供給しました。トレンティーノの家具メーカーは、2タイプの座席を制作しました。最初のモデルは平土間席と桟敷席1階、2つ目のモデルは桟敷席2階に使用されました。後者にはフットレストを下げ、同時に座面も下げるメカニズムが搭載されています。歴史的伝統、職人技、デザインと製造の専門知識に加え、これまでに手掛けた無数のプロジェクトから培った技術的経験を誇るPoltrona Frauは、あらゆる設計プロジェクトおよび複雑な座席設置を実現する上で理想的なパートナーです。Poltrona FrauのCustom Interiors部門によって管理された各プロジェクトは歴史、スタイル、先端技術の旅となっています。