1919 Ultime Notizie | アームチェア

Fornasetti x Poltrona Frau

構造体に厳選させたブナの無垢材を使ったゆったりサイズのアームチェア1919です。熟練の職人によって手作業で上質なレザーが張り込まれており、その素晴らしい技術は、アームレストに施されたプリーツや背もたれのひし形刺繍に見ることができます。Fornasettiとのコラボレーションによって実現されたカプセルコレクションの中で、このアームチェア1919は、Fornasettiの歴史の中でも特に個性的なパターン「Ultime notizie」がプリントされたPelle Frau®で覆われています。世界中のニュースが記された新聞の切り抜きが敷き詰められ、その上を舞う蝶々によるトロンプ・ルイユ (だまし絵) のデザインが入っています。

1919 Ultime Notizie | アームチェア

Fornasetti x Poltrona Frau
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トレー付き

金属部品の仕上げ

色相

コンセプトとデザイン

会社の歴史を語る椅子、それが1919です。カタログに掲載されてから1世紀以上、レザーのひし形刺繍仕上げが美しいアームチェアです。100年以上前から愛されてきたクラシックなこの作品には、Poltrona Frauの真髄が詰まっています。ゆったりサイズで座り心地もよく、包み込むような優しさのレザー製アームチェア1919は、クラシックで色あせることのないデザインになっています。「1919 Ultime Notizie」バージョンは、独創的で時代を超えて愛されるインテリア家具のデザインと装飾で世界的に知られているFornasettiとPoltrona Frauのパートナーシップの賜物です。1950年、ピエロ・フォルナセッティによって生み出されたモチーフである「Ultime notizie」は、その後、息子であるバルナバによって引き継がれ、リニューアルされ、新な命が吹き込まれました。「能動的」で想像力を掻き立てるトロンプ・ルイユ (だまし絵) によって、レザーがまるで紙のように見えるのが特徴です。この紙は、本来、シルクに印刷されることを想定してデザインされたものです。さらに、プリントの見た目の軽やかさは、概念的な軽さも表しており、「ニュースとは一過性のもの。だからこそ、必要以上にとらわれるべきではない」というメッセージが込められているのです。 

デザイン:
Fornasetti x Poltrona Frau

レンツォの名で知られるロレンツォ・フラウは1881年にカリアリで生まれました。サルデーニャを後にしてミラノで兵役についたレンツォは、除隊時には歩兵隊中尉となっていました。サヴィーナ・ピサーティと結婚したレンツォは、当時文化的にイタリアの弱点ともいわれていたトリノに居を移しました。当初は、人造皮革の製造業者であるGribaudi社、すなわちDermoide Patent社のセールスの仕事をしていました。仕事で英国に赴いたレンツォは、たまたま目にしたアームチェアのモデル「Chesterfield」の持つ可能性に一目で気づき、イタリアへの輸入業を開始して成功します。けれども同時に、イタリアのモデルや、フランスや中欧のスタイルにも惹かれたレンツォは、自らの職人工房の創設を決意します。こうして1912年に生まれたのがPoltrona Frauです。当初は「スタイル」の仕事をしていたフラウが、直接に企画に乗り出すまでにそれほど時間はかかりませんでした。Poltrona Frauは革製品の生産者となっただけではなく、アーティストや知識人の出会いの場にもなりました。レンツォ・フラウはこうした関係性を活用して、ブランドイメージを堅固にしていきました。こうして次々と人気モデルが生まれたのです。第一次世界大戦がはじまりフラウが軍に召集されると、妻のサヴィーナが勇気をもって会社を率いるようになりました。こうしてFrau社のアームチェアは重要な宮殿でも使われるようになり、ついには王宮でも使われ始めました。レンツォ・フラウは1926年に早世しましたが、彼が遺した数々の企画資料のおかげで、彼の死後も妻のサヴィーナはPoltrona Frauの製品を揺らぐことなく作り続けることができたのです。

カバー材と仕上げ

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