Lloyd | 本棚

Jean-Marie Massaud

格子をスクロールさせる水平エレメントには非常に薄く、同時に安定性と耐久性を保証するHPLという素材が使用されており、マットリード仕上げオーク材のべニア単板で化粧張りされています。一定間隔で配置されたなめし革の垂直支柱が、格子の自由なレイアウトを際立たせ、リズムを与えます。各格子は家具職人の精密な作業によって一つ一つ丁寧に制作されています。オーク心材を使用した書棚では、格子は棚板に埋め込まれたレールに沿って移動し、摩擦を低減するためにプラスチック素材の「スキッド」が備わっています。オーク心材の棒は様々な厚さに切り抜かれ、一つずつ手作業で接着されています。書棚の両端にはオーク心材の格子が固定されています。収納/書棚システム「Lloyd」には壁際に置くタイプと部屋の中央に置くタイプの2つのバージョンがあります。部屋の中央に置くタイプの書棚ではスクロール式格子が両面(前面と後面)に付いています。壁際に置くバージョンではスクロール式格子は前面だけで、壁と接する後面はマットブラックカラー塗装されたMDFパネルで閉じられています。両サイド内側(及び奥)はなめし革でコーティングすることも可能です。「Lloyd High Cabinet」だけはマットリードカラー仕上げオーク心材のイーゼル風ベースが採用されていますが、それ以外の「Lloyd」コレクションの収納/書棚システムにはスチール製の脚が付いています。外側及び前側の脚はマットガンメタルカラー塗装されています。中央及び後ろ側の脚はマットブラックラッカー仕上げです。

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画像はイメージです。天然素材の特性上、実際の仕上がりや模様は異なる場合があります

モデル

Lloydバージョン

張り地 Info

コンセプトとデザイン

ジャン・マリー・マッソーが考案した完全な可変式収納/書棚システム「Lloyd」は、形状、整理、サイズの異なる非常に幅広いソリューションを提案します。木製の細い垂直の棒が、棚全体を横断する水平のインビジブルレールに沿ってスクロールする軽快な格子を形成しています。どの格子も好きなように動かせますので、常に変化に富んだシークエンスをお楽しみ頂けます。開いた空間と閉じた空間、光と影が交錯し、変化します。中の本や物を完全に公開せずに垣間見せる官能的な視覚効果を演出します。より進化した技術と、木材やなめし革といった伝統的な素材が融合し、重厚でクリーンな構造に命を吹き込みます。

デザイン:
Jean-Marie Massaud

1966年にトゥールーズ(フランス)で生まれたジャン・マリー・マッソーは、1990年にパリのENSCI(国立高等工業デザイン学院)を卒業しました。アジアとフランスでキャリアをスタートし、1994年に自らのオフィスをパリに開設しました。以来、工業デザインと家具のデザインに力を注ぎ、Authentic、Baccarat、Magis等の有名企業と仕事をしてきました。マッソーは、マーク・ベルチェとのコラボレーションや都市計画分野での活動によって、デザインと建築の融合に関心を持つようになりました。そのデザイン活動は、工業製品から家具まで幅広い分野に及びます。本質的なものを追求するアプローチをとりながら、その関心の中心にあるのはあくまで「個人」であり、感覚、魅惑、生きた感情を探究する作風によって、Cassina、Poltrone Frau、Cappellini、Cacharel、Lancôme、Tronconi、Yamaha Offshoreなど、さまざまな企業と提携しています。

マッソーは数々の受賞歴を誇り、そのデザイン作品は、アムステルダム、シカゴ、ロンドン、パリ、チューリッヒなど世界の名だたる美術館・博物館のデザイン・コレクションに収蔵されています(パリ国立近代美術館、チューリッヒ・デザイン美術館、シカゴ・アセニアム、アムステルダム市立美術館、パリ装飾美術館)。

カバー材と仕上げ

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