Chester One | オットマン

Renzo Frau

構造体には熟成させたブナ材が使用されています。背肘掛のパッは手作業で成形された植物繊維です。スプリング材には黄麻布ベルト上に固定された手作業で縛ったバイコニカルスプリングを使用しています。座面クッションにはダウンフェザーと発泡ポリウレタンが使用されています。脚にはブラックラッカー仕上げ、またはウォールナットカラーに染色された木材を使用した球状タイプ、または同じ仕上げか革張りの長目の脚の2通りのバージョンがあります。 

Chester One | オットマン

Renzo Frau
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画像はイメージです。天然素材の特性上、実際の仕上がりや模様は異なる場合があります

脚 / キャスター

張り地 Info

コンセプトとデザイン

今日の「Chester」はサイズが見直され、4/5人掛けの新しいソファーやプーフを提案するよりバラエティに富んだコレクションに進化しました。実際、時間が経っても色褪せることのない現代的エレガンスと快適性を向上するために、座面の奥行きが15センチ長くなりました。いずれにしてもソファー「Chester One」には有名なカピトンネ細工、カールした肘掛、Pelle Frau®製カバーを装飾する一連の鋲などのレンツォ・フラウによってデザインされた歴史的モデルの特徴がそのまま残されています。   

デザイン:
Renzo Frau

レンツォの名で知られるロレンツォ・フラウは1881年にカリアリで生まれました。サルデーニャを後にしてミラノで兵役についたレンツォは、除隊時には歩兵隊中尉となっていました。サヴィーナ・ピサーティと結婚したレンツォは、当時文化的にイタリアの弱点ともいわれていたトリノに居を移しました。当初は、人造皮革の製造業者であるGribaudi社、すなわちDermoide Patent社のセールスの仕事をしていました。仕事で英国に赴いたレンツォは、たまたま目にしたアームチェアのモデル「Chesterfield」の持つ可能性に一目で気づき、イタリアへの輸入業を開始して成功します。けれども同時に、イタリアのモデルや、フランスや中欧のスタイルにも惹かれたレンツォは、自らの職人工房の創設を決意します。こうして1912年に生まれたのがPoltrona Frauです。当初は「スタイル」の仕事をしていたフラウが、直接に企画に乗り出すまでにそれほど時間はかかりませんでした。Poltrona Frauは革製品の生産者となっただけではなく、アーティストや知識人の出会いの場にもなりました。レンツォ・フラウはこうした関係性を活用して、ブランドイメージを堅固にしていきました。こうして次々と人気モデルが生まれたのです。第一次世界大戦がはじまりフラウが軍に召集されると、妻のサヴィーナが勇気をもって会社を率いるようになりました。こうしてFrau社のアームチェアは重要な宮殿でも使われるようになり、ついには王宮でも使われ始めました。レンツォ・フラウは1926年に早世しましたが、彼が遺した数々の企画資料のおかげで、彼の死後も妻のサヴィーナはPoltrona Frauの製品を揺らぐことなく作り続けることができたのです。

カバー材と仕上げ

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